”怒る(おこる)” と ”叱る(しかる)”
こんばんは。
サイファ・キネシオロジー カウンセラーMASUMIです。
今日は、きれいな青空で気持ち良い一日でした。
久しぶりに自転車に乗って、多摩川のサイクリングロードを走りましたが、気持ち良すぎていきなり10㎞以上走ってしまい、お尻と全身の筋肉が痛いです(-_-;)
前回のブログで、私の自己スキーマについて書きましたが、今日もその続きを書きたいと思います。
私は、幼い時からずっと両親に、「お前はダメだ、だめだ」と言われ続けてきたのですが、何かにつけて感情的に叱られるので、実は高校生になるまで、「叱る(しかる)」と「怒る(おこる)」の意味の違いが理解できませんでした。
きちんと「叱られた」経験がなかったのです。
(学校では、目立つことはしなかったので、「注意される」ことはあっても「叱られる」ことは無かったのです。)
だから、しばらく、「叱る」は「怒る」を丁寧に表現したもので、同じ意味の言葉だと思っていました。
一応、意味を調べてみると(引用:デジタル大辞泉、一部省略)
【怒る】
1.不満・不快なことがあって、がまんできない気持ちを表す。腹を立てる。いかる。「真っ赤になって―・る」
2.よくない言動を強くとがめる。しかる。「へまをして―・られた」
【叱る】
目下の者の言動のよくない点などを指摘して、強くとがめる。「その本分を忘れた学生を―・る」
ですね。
まあ、「怒る」を「叱る」意味でも使いますが、ここではそれは置いておいて・・・(笑)
私の両親は、私の悪い点を指摘して、”とがめる”のではなく、私の悪い点をきっかけに、自分たちの中の「怒り」を爆発させていただけなんです。
だから、「叱る」ことの本来の意味が分からなかった・・・
「叱る」は、相手を思う愛情からくるものですよね?
「怒る(いかる)」は、愛情ではないですよね?(私の両親の例のようなものは・・・)
でも、「叱る」ことにかこつけて、「怒り」をぶつけている人、結構周りにいませんか?
子供相手だけでなく、部下に怒りをぶつける人、店員に怒りをぶつける人、道行く人に怒りをぶつける人など・・・
そういう私も、ついやっちゃいます・・・(-_-;)
特に、自分の中に余裕がないとき、すなわち心のエネルギーが枯渇したときなんかは、もうやばいです!
特に家族や友人、気の許せる仲間に対しては、甘えが出てしまって・・・
でもそれって、よくない事ですよね。
だからこそ、出来るだけ心のエネルギーを枯渇しないように、気を付けています。
また立場を逆にして、「叱られる」場合を考えてみると
「怒られる」のと「叱られる」のでは、まったく気分が違いますよね?
ただ、感情的に「怒り」をぶつけられながら、改善点を注意されても素直に従う気にはなりません。
逆に、冷静に「叱られ」た場合は、素直に「ごめんなさい」って言いたくなりますよね?
「叱る」にも技術が必要です。
(同時に、きちんと「怒り」を伝えるのも技術が必要なんですけどね・・・)
どうか、周りの人を「叱る」とき、これらのことを意識してください。
叱られる場面で、「怒り」をぶつけられると、過剰な反発心や、逆に萎縮を生みます。
これで、「うつ病」になってしまった人もたくさん見ています。
だから、逆に不当に「怒り」をぶつけられた人は、正すべきところは正して、あとは何も気にしないでください。
相手が悪かっただけです。
相手に問題があるのです。
私は、両親に「怒られる」たびに自分の悪い点を探し、「怒られない」ように自分の悪い点ばかりを見てきました。
私の親は、「私のどこが悪いのか?」と尋ねても
「そんなものは自分で考えろ!」
の一点張りでした。
このような不誠実な相手に、真正面から付き合うことはないのです。
(まあ、それによって、苦しい思いをしながらも、得るものもありましたが・・・)
「叱る」と「怒る」の違い
「叱る」技術
「怒り」を伝える技術
「叱られる」技術
そんなことを前回のブログを書いてから、考えていました・・・
これらが、ごちゃごちゃになると、叱る方も叱られる方も不幸になります。
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