仕事を辞める決心をするまで・・・

サイファ・キネシオロジー カウンセラーMASUMIです。


今朝のYahoo newsで「泣きながら働く 女性活躍の裏」というタイトルの記事がありました。その中で、こんな文章がありました。

「仕事に魂をかけて頑張っている本当にキツい時ほど、やめるという道が見えなくなってしまいます。この命がけのレールから外れたら自分は終わりだという発想になってしまうんですね。でも、死んでまでやるべき仕事なんてないわけで、やめればいいだけの話じゃないですか。世の中にはいろいろ仕事はあるんですから」

あなたは、これを読んでどう思いますか?


私は前職で2度の休職をし、2度目の休職復帰の際に仕事を辞めました。

でも、辞めたいと感じてから実際に辞めるまでに16年かかっています。前職は、大学院修了後、新卒として入社した会社です。私は小学生の頃から「宇宙」に憧れ、将来は宇宙に関係する仕事に就きたいとずっと努力をして、前職はその結果やっとつかんだ夢の仕事でした。でも、実は入って2年くらいした頃から徐々に会社を辞めたいと思い始めました。その理由については別の機会に書きたいと思いますが、そこから16年間苦しくて辞めたいけど辞められない状態に陥っていました。

それは、「長年夢見た仕事」だったからです。文字通り、私にとって「魂をかけて頑張る仕事」だったのです。その上、日本で同じ仕事をしたいと思ったら、行くべき会社は他に1社しかありませんでした。ただし、その会社とは仕事上密接なつながりがあり、その内情も伝わってきていて、自分がいる会社と五十歩百歩だということは知っていたため、そこへ転職するという選択肢もありませんでした。「この仕事を辞めたら、私の人生が無駄になる」、それこそ「私の人生は終わる」っていう気持ちでした。

「会社は辞めたいけど、この仕事は辞められない」

こんな呪縛から逃れられなくて、どうやったら逃れられるか知りたくて「会社を辞めていった人たちにどうしてその決心が出来たのか?」尋ねまわったこともあります(笑)

そんな状態が続き、無理を重ねていたため、まず肉体が壊れ、次第に精神的にも壊れました。結局のところ、会社を辞める選択肢が見えなくなっていたのです。2度目の休職終了時でさえも(会社に戻ることを考えると目の前真っ暗になり胃の痛む状況でしたが)、しばらく会社に戻る努力をしていました。

でも、2度目の休職はとても長く(約3年半)休んだことで少し客観的になれたこと、キネシオロジーなどのセラピーを受けたこと、リワーク施設のスタッフに相談して客観的な意見をもらえたことなど幸運なことが重なり、会社を辞める決心がつきました。


それこそ、先日映画「ちょっと今から仕事やめてくる」に関するブログの中で書いた

「この先の約20年、ずっとこのままでいいのか?こんな苦しい状態をあと20年以上も続けるのか?」

という自問自答でやっと辞める決心がついたのです。

でも、辞めた今振り返ると

「もっと早く辞めておけばよかった」

って思わざるをえません。そうすれば、

「ここまで身体を壊すことなく、また新しい人生の残りの時間ももっとあったのに・・・」

って(笑)(逆に得ることもあったので、すごく大きな後悔ではありませんが・・・)

会社に辞表を提出しに行ったときは、本当に晴れやかな気分で、(元)同僚たちに

「さっぱりした表情をしているね」

って言われたくらいです。


何が言いたいかというと、こんな私だから言える!

「もし会社を辞めたいと悩んでいるなら、後悔しないようにいろいろな方面から検討し実際に動いてみたらどうですか?」

ということと

「長く悩めば悩むほど辞めにくくなるし費やした期間の代償も大ききなります」

ということです。転職活動も会社に内緒で面接受けるのは、そこまで難しいことではありません。実際に動いてみると、ただ悩んでいた時とは違った景色が見えます。現職の職場や仕事がより客観的に見えたり、自分の気持ちがよりはっきり具体的に分かります。その結果、その会社に居続けたいと思うのなら、それでもいいと思います。

ただ、悩んでいるだけでは、何も変わらないのです。動いてみると見えなかった新たな道が見えたりします。


今、苦しくて悩んでいる人、一度立ち止まって考えてみませんか?

あなた自身の健康・命より大事なものは、あなたにはありません!

そして、あなたの周りで悩んでいる人がいたら、これをそっと伝えてあげてください。


なんだか、「会社を辞めよう運動」みたいになってしまいました(笑)


どんなことでも、悩んでいるならちょっとでも解決の方向に動いてみませんか?まずは、コストのかからない、負荷のかからないことから。ネットや本で調べてみるでもいいし、誰かに相談できるなら相談してもいい。堂々巡りで悩んでいる時間はもったいないです。


もし、何も選択肢が浮かばないようならば、サイファ・キネシオロジーにお越しください。潜在意識レベルであなたがどう感じているのかを探り、新しい目標を見出しましょう♪